田舎の個人店
この店に来たことがある方はお分かりでしょうが、本当に田んぼの中です
こんな場所で商売が成立するんですか?
って場所です
しかもテイクアウトのみのコーヒー屋
フードはありませんし、店内にも入れない
コンサルティングを仕事にしている人から見たら、全てが間違いの店舗でしょうね笑
悪いお手本のデパートです
それでも店を作って8年目
スレスレの低空飛行ですが、なんとかかんとか生きてます
生きていける理由と言いますか、やり方といいますか
それは『自分のやりたいことをやらない』
ことに尽きるのかなと思います
『マス(大衆)』を狙うしかないのです
自分が大好きなこれをメインに売り出したい!という熱い思いにはフタをします
自営業やりたい人って、多分センサーが周りの人と違ってて、人と違うことに楽しみを感じる人が多いはずで、そうじゃ無いとダメでしょう
でも、そういうニッチなところを攻めるには、田舎は分母となる対象人口が少なすぎる
そして店に集まるのがニッチな人達ばかりになると、他の人は避けるようになってしまう
田舎の人が気にする『他人の目』って想像以上にウエイトが重いモノです
田舎の人がそういうニッチを欲する時は、遠出して都市部で求めて、田舎に帰ってきます
人に見られないという安心感
だから田舎では新しいカルチャーはなかなか生まれない(田舎にカルチャーは必要無い)
そういう部分を理解してないと、田舎で生業としての商売は難しいですね
副業で趣味程度なら十分ありかもですが
だからといって、やりたくない事やってるのか?と聞かれたら、それまたNo!で
自分が許せるギリギリのところのラインで踏みとどまってるというのが現実です
・コーヒーは好き
・焙煎も好き
・お客様の喜ぶお顔も好き
・でもこれだけはやらないというラインがある
だからギリギリ気持ちがついて行ける
そういうモノなんだろうなぁと思います
田舎で店を始めると、当初はお客様から『あれも出して』『あれも置くといい』と沢山のアドバイスと意見具申を頂く羽目になります
それを受け入れてしまうと、じきに終わりを迎えます
自分も崩壊してしまい、店も崩壊します
そういう店を何件も見てきました
『本当にやりたい事はやらず』
『これだけはやりたくない事もやらず』
『マスを狙う』
ちっちゃい個人店が田舎で生き残る方法
なんだろうな
とはいえ一般の方から見たら、店といい、車といい、私のこれまでの人生といい、十分変人でしょう笑
説得力無いですね
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