ちょっとした絶望感
おそらくほとんどの個人店のオーナーは、本当に自分がやりたい店(のスタイル)は出来てないんじゃないか?
よく『2店舗目は自分がやりたい店にする』って聞くけど、その言葉が物語ってる
最初は自分のやりたいスタイルとイメージがあって、そういう店作りをしたはずだ
でも店を続けるにはお客様のニーズに合わせないとやっていけない
そうしてどんどん自分じゃ無くなっていく
大都会なら人口の分母が大きいのでニッチな店でもやっていけるかもしれないけど
地方都市やさらにその周辺の田舎町では絶対に無理だ(あえて絶対にと)
じゃあお前は本当は何やりたいんだよ?
と聞かれたら
『エスプレッソ屋』
と即答する
そうエスプレッソ屋がやりたい
でも100%ここじゃ無理だ
食えない
そもそも『エスプレッソ』という飲み物をお客様は知らない
ウチのメニューを見て
『エスプレッソがある!』
『でも持ち帰りできないんだって』
『えー』
と会話してるのが聞こえる
『えー』ってなんだ?
エスプレッソを紙コップで持ち帰ってチビチビ飲むなんてあり得ないわけで
そうした会話を聞くたびに、ちょっとした絶望感
ちなみに
熊本で1番美味しいエスプレッソはウチのではなくて
しかもコーヒー屋さんではなくて
阿蘇のVW屋さん
パヴォーニのレバーマシンを自分でカスタムして
最高のエスプレッソを淹れてくれます♪
(決して○ゾッコではない笑 ○ゾッコで淹れたエスプレッソは美味しいっていう意味不明な日本人が多すぎて、それまた終わってる)
豆もイタリア🇮🇹から
ちゃんとロブが入ってたり
本当に美味しい
最高です♪
そうして今も昔もウチのメニューの1番上に書いてあるのは
『エスプレッソ(持ち帰りできません)』
俺の小さな反逆です♪
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