無理のない店作り
自営業者になってから驚いたコトの1つに、この世界の『補助金』『助成金』ビジネスがあります
簡単に言うと自分の力では用意できない事業用のお金を税金から頂く仕組みとその代理申請で稼ぐ方法
それ自体は決して悪いことではないんです
目的を達成する手段の1つとしては
昔、飼っていた猫を車に乗せてドライブに出たときの話
車のスピードが上がるにつれて猫は怯え出しました
『自分の力』で走れるスピードをはるかに超えたスピードで流れる景色が視界に入るのが恐怖なのか
『自分の店を出したい』『店をもっと大きくしたい』『もっとステキな内装にしたい』いろんな思いを実現するにはお金がかかる
自己資金だったり借入だったり
【自分の力で用意できる範囲】
それが自分の【身の丈】であり、その範囲でなんとかする事を考えた方が
その先3年、5年、10年と長く続けていける気がするし
手持ちでなんとかする工夫のチカラも養われるし
根性(なにくそ!)も養われるし
周りを見てもそんな店が長く続いていてファンも多い気がする
お客様は見てないようで実はよーく見ているものだ
そしてそんな頑張ってる人を本当に応援してくれる
流行りの『補助金』『助成金』ビジネスは当人に変わって煩わしい申請を代行してお金(税金)をもって来て、代行手数料で儲けるというスキマ商売
実はいろんなイベントで、この業種の人たちを目の当たりに見ているだけに、あまりにも胡散臭くて嫌になってしまった
『補助金持って(取って)来ますよー!』って笑顔で名刺渡されてもね・・・
まぁ頼む方が悪いんだけど(悪いという表現も違う気がするけどこの際)
自分ができることって、自分の力で用意できる範囲のことじゃないのかなぁ
結局そうやって手にしたお金は、返さなくてもいいお金で、自分が汗水流して稼いだお金とは違うので使い方も雑になります
自分が汗水流したお金で買った(もしくは頭を下げて借り入れたお金で買った)エスプレッソマシンと
補助金という(返さなくてもいい)税金で買ってもらったエスプレッソマシン
同じ機械です
さて
これから自分や家族の生活のかかった大事な機械です
ここからはその人それぞれの考え方なので・・・
私は汗水流して稼いだお金しか価値を持つことができないタイプなので
身の丈で
無理の無い
飾ることのない
そんな店作りをこれからも続けていくと思います
なので、初めてご来店頂いた方は
(なんだこのショボい店・・・)
(えっ?これ店?)
なんて印象を持たれる方も多いはずです
それでも仕方ないと思ってやってます
だいたい店のスタートが路上なので
屋根が付いてエアコンがあるだけでも天国だし、その頃からのお客様は一緒になって我が事のように喜んで頂けるし
1つの店の成長(もしかしたら衰退も)を一緒に楽しんで頂く
そんな無理のない店作りもあると思います
『補助金』『助成金』を必死でつかみ取ろうとしている人や、それを推奨している人
無理してませんか?
無理させてませんか?
ビジネスについては何の勉強もしていないので、何言ってんだコイツってことも多いはずです
まぁウチはいきあたりバッチリでいきますよ!
そんな話
0コメント