日常はもろく儚い
海の向こうは長崎
8月のこの時期
朝6時頃にまずカラスが食事で仲間を呼ぶけたたましい鳴声
6時半頃から最初のクマゼミが鳴き始めると一斉に大合唱スタート
寝てられずに起き上がり
2階の8畳間のカーテンを開ける
波を見る
階下に降りる
毎朝2枚のトーストとコーヒー
東向きのキッチンで正面から夏の朝日を浴びながら豆を挽く
今日も暑い
毎朝繰り返されるルーティン
当たり前の日常
昨日は広島
明後日は故郷長崎
当たり前の日常はもろく儚い
日本人なら一度は富士山に登るべきらしい
同じように
日本人なら一度は原爆資料館へ行くべきだ
昔の長崎原爆資料館は古くてボロくて暗くて
展示物から受けるダメージと建物のダメージのダブルパンチで
出てきたらみんなしばらく無言
今は改修されて近代的な建物に変わっちゃったけど
それでもね
一国の総理大臣なら
スピーチくらい原稿を読まずに
前を向いて自分の言葉で話してみろ
あんたの話は何も心に響かないんだ
そんな8月7日
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