想いを言葉で伝えること
いつの頃からか、自分の想いを言葉で伝える事が難しくなった
中学1年の本当に最初の頃までは、目立ちたがり屋で、思ったことはすぐ口にして、なんかよろしくない子供だった気がする
思春期に入り、目立つ事が恥ずかしい事だと知り、主流ではなくカウンターカルチャーこそカッコいいものだと目覚めてしまい、それからはカウンター人生まっしぐら
社会人になっても、会議で自分の意見を主張したり、進んでリーダーシップとることはカッコ悪い事として、常に物事を斜めや裏から眺めていた(時と場合により、進んでリーダーシップ取る時もあるけど)
いざ発言すると、場の空気が凍るような反論だったりして、(あぁまたやっちまった)と反省・・・
そうして口をつぐんでいるうちに、だんだん本当に自分の想いを人に伝えるという行為が出来なくなってきた
頭の中ではいろいろと想いを巡らせていても、いざそれを語ろうとすると、上手く言葉として話せないのだ
話しながら、(いやいやそうじゃなくて、そんなこと言いたいんじゃなくて・・・)と焦るばかり
ごく稀にある雑誌やネット記事のインタビューでも、全然思ってることを伝える事が出来ず、それでもインタビューした方が実に素晴らしい文面にしてくれて(あぁプロはすごいなぁ)と感激したり
やはり何十年もカッコつけて、多くを語らない男こそカッコいいんだと言葉を飲み込んできた報いが、ここに来てあからさまに出てきた
カッとして怒る時も、上手く言葉が出て来ずに
後から思い返したら笑っちゃうような文句言ったり
こりゃもうこれからもあんまり話さない方が身のためだなぁと思う今日この頃です
年寄りはニコニコして黙ってたほうが、可愛がられるもんな
0コメント